先日、某大手企業数社のカタログを見る機会があった。仕事柄カタログ類は見る機会が多いのだがこれほどの大手数社(10社以上あったかも)のを一度に見たことは初めてだった。
同じ商品だが、それぞれの特徴が書かれていて、どのような見せ方をしているかと期待してみたが・・・。
かなり残念な内容だった。
自社の書きたいことをただ書いているだけ、中には抽象的なことを写真と共に掲載しているだけ。
詩集か何かを見せられてる気になるのも少なくなかった。
そんな中、業界売り上げ1位と謳っている会社はやはり違った!
商品のカタログも、見せる所・読ませる所、商品の特徴を使う人目線で書いてある。そう、ただ書きたい事を書いてあるのではなく、消費者にとってどのようなメリット、読む人の目線に立って書かれている。そしてカタログが入っていた封筒には近々のその商品の売り上げなや会社概要などが詳細に書かれた資料もあった。
その後、この会社の営業と話すことがあったが、封筒を開けて最初に目に入るのが会社概要などだったのだが、それは意図的か聞くと、上司の教えだそうだ、読み手にストーリーとして読んでもらえるようにとの教えだそうだ。
カタログの作り手として、忘れてはならないことを再確認させられた。
1984年に広告業界に転身、企画・営業職で入社するデザインに興味を持ちデザイン業務にたづさわる。
1991年に独立して「未来工房」を設立。「デザインは芸術ではない」と一人目の師匠の教えと、二人目の師匠の「Always the Best Propose」の教えを活かし、長年の経験と最新のトレンドやノウハウを取り入れ見た目だけではないデザインをし続け、クライアントに提供「常にベストな提案を」